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ボクサーの課題 -白いボクサーについて-




はじめに

 白い毛色のボクサーについてご存じでしょうか?
ここで言う「白いボクサー」とは、「全身の1/3以上」白いマーキングがあるボクサーのことを指し、単に白いマーキングが多いものから、白に縞や茶のブチのあるもの、そして真っ白なものまであります。
どんな犬種でも、純血種ならば必ず「スタンダード」という標準が規定されており、これを逸脱したものは繁殖してはいけないことになっていますが、かつて白いボクサーは、スタンダードから除外されていました。

 このサイトでは、1999年のリリース同時から、白い毛色のボクサーについての課題をこのページでお話してきました。
かつて、白い毛色のボクサーは、「ボクサー」として正式に認められておらず、犬籍登録することができませんでした。つまり、血統書を発行することができなかったのです。こうした「白いボクサー」の多くは、生まれてすぐに淘汰されていました。しかし、動物愛護の観点から、その是非が問われるようになり、更には白いボクサーを犬籍登録できない理由について改めて議論がなされ、このサイトを始めた当時では、既にドイツをはじめとするヨーロッパとアメリカボクサークラブ(ABC)では認められるようになっていました。
しなしながら、日本ではまだ認められていなかったため、このままではいけないと思い、このサイトで白いボクサーについての啓蒙活動を始めました。
白い仔犬が産まれても、淘汰しないことを勧奨し、このサイトの仔犬紹介を通じてその命を繋ぎました。

後に、FCI傘下であるジャパンケンネルクラブ(JKC)では、白いボクサーの登録を認めるようになり、今日では多くの繁殖者が白いボクサーを淘汰せずに譲渡しています。
色んなところで白いボクサーを見ることができるようになりました。

 現在、欧米でもJKCでも、白いボクサーにも血統書が発行され、本国ドイツでは、毛色別の白いクラスで審査会にも出陳することができますし、訓練競技会でも活躍しています。
しかしながら、繁殖は禁止されています。
それは、過去ドイツボクサークラブが主張してきた「白いボクサーを認めない理由」として、ボクサーらしい表現に欠けるという理由(ブラックマスクが無いため、ブルーアイが出るため)の他、「難聴が生じやすい」等といった健康上の問題を挙げており、これを払拭するための実証実験によるレポートを要求されているためです。

 ちなみに日本では、主にヨーロッパ系の団体である日本警察犬協会(PD)のボクサークラブでは、未だ犬籍登録が禁じられています。

 このコーナーでは、白いボクサーについて、今後どうしていけばいいのかを含め、皆さんにじっくりと考えていただく時間をとっていただければ幸いです。


1.何故白いボクサーがスタンダードから除外されたのか

まず最初に、白いボクサーの淘汰の是非を考える前に色々な検討要素について知っていただくことが必要だと考えます。
ここでは何故白いボクサーはスタンダードから除外されたのかを説明しましょう。

実は、ボクサークラブ設立当初は白や斑のボクサーもスタンダードとして認められていたのです。
しかし、繁殖を続けていくに従って白いボクサーの中には以下の欠陥を持つ犬が出てくることが判りました。

①聴覚障害
(聞こえ難い、あるいは全く聞こえない等の症状が報告されています。)
②視覚障害
(具体的な症状は報告されていませんが、全盲という報告は一切ありません。やや信憑性に欠けます。)
③虚弱体質
(主に、日焼けしやすい等の皮膚の問題と思われますが、皮膚病ということではありません。
その他、特に病弱であるというような報告はありません。)
④アルビノ(色素退化)


勿論全ての白いボクサーに当てはまることではないのですが、白いボクサーにこれらの障害を持つ犬が出ることが判った以上、計画的に犬種を維持していくためには、これらの白いボクサーを繁殖に使うことはできないとの判断に至ったわけです。
特に、④のアルビノは、例えばウサギなら赤い目の白ウサギ、その他人を含め多くの哺乳類に見られる色素退化ですが、ボクサーにはこのアルビノから特に障害を持つ犬が出たのです。

この結果、1925年のスタンダード改正で、まず真っ白いボクサーが除外されました。真っ白いボクサーの中には、純粋に毛が白いだけのボクサーとアルビノがいるわけですが、見分けを付け難いとの理由からいづれも除外されました。
次いで1938年の改正で斑の毛色が除外されることになりました。
理由は、斑のボクサーは、白いボクサーやアルビノのボクサーを出しやすいからです。

このように、単に毛色云々で白いボクサーを除外したわけではなく、「健全」という点を重視した、つまり犬種を健全に存続させていくためには必要だった判断だったのです。

このことからも、貴方が白いボクサーを飼っても、決して繁殖に使ってはならないということを理解していただけると思います。


2.何故白いボクサーが生まれるのか

ここでは、スタンダードで除外対象としている白いボクサーが、何故生まれるのかということについての説明をしたいと思います。
白いボクサーはスタンダードから除外されていながらも、遺伝的に必ず出生するものなのです。
種々データによると、アメリカでは約25%、ドイツでは約10%の割合で白いボクサーが生まれています。


①ボクサー作出の歴史的背景からも白いボクサーの出生は当然である

ミュールバウエルス・フロッキー ブランカv.アンゲルトーァ メタ v.d. パッセージ

ここに掲載した写真は、ボクサーが犬種として確率された頃の代表的なボクサー達です。
詳しくは、「ボクサーの歴史」のコーナーで説明していますので一度ご覧下さい。
左端のフロッキーは、ドイツボクサークラブの犬籍簿に登録された最初の犬、つまりボクサー第1号犬です。
ボクサーは作出段階でブレンバイザーという猟犬を母体にしており、これに白のイギリスブルドックを交配して生まれたのがこのフロッキーなのです。中央のブランカは、このフロッキーの同胎牝で、右のメタがその娘です。
メタは多くの名犬の母となり、その血は近親交配に多用され、現在のボクサーの全てがこの犬に辿り着くことは間違いなく、その後のボクサー界に大きな影響を及ぼした名犬です。
ご覧のように、初期のボクサーは白い犬達の血が沢山入っており、歴史的に見ても白いボクサーは何ら特種ではないことをご理解していただけると思います。

②白いボクサーはメンデルの法則の下に生まれる

ボクサーの毛色は、メンデルの法則の下に生まれてきます。
ここで、ボクサーの毛色に関する遺伝システムについて説明しましょう。


遺伝に優性、劣勢があるのをご存知だと思いますが、ボクサーの場合、縞が一番の優性遺伝で、次に茶、その次が白(斑)です。
ボクサーの遺伝形質は、全て以下のうちのいづれかに属します。


縞のボクサー a:縞の仔しか出さないボクサー
b:縞と茶の仔を出すボクサー
c:縞と白(斑)の仔を出すボクサー
d:縞と茶と白(斑)の仔を出すボクサー
茶のボクサー e:縞と茶の仔を出すボクサー
f:縞と茶と白(斑)の仔を出すボクサー
白(斑)のボクサー g:縞と茶と白(斑)の仔全てを出します


以下に全てのパターンをシュミレーションしてみましょう。

①a×全てのボクサー=縞のみ
②b×全てのボクサー=縞と茶
③c×d=縞と白(斑)
④c×e=縞のみ
⑤c×f=縞と白(斑)
⑥c×g=縞と白(斑)
⑦d×d=縞と茶と白(斑)
⑧d×e=縞と茶
⑨d×f=縞と茶と白(斑)
⑩d×g=縞と茶と白(斑)
⑪e×e=茶のみ
⑫e×f=茶のみ
⑬e×g=茶のみ

⑭f×f=茶と白(斑)
⑮f×g=茶と白(斑)

⑯g×g=白(斑)のみ


ポイントは以下の通りです。


※1 aは、何を交配しても縞しか出さない。
※2 茶同士で縞が出る事はない。
※3 白(斑)を出さないボクサーがいる。(a.b.e)
※4 白(斑)同士だと、白(斑)しか出ない。

ここでも、白いボクサーは生まれるべくして生まれているということがご理解いただけると思います。
ただ、一つ指摘するとすれば、白いボクサーの出生を防ごうと思えば、遺伝的に可能だということです。
つまり、a.b.eのボクサーだけで繁殖し続ければ、そのうち白いボクサーはこの世から消え去ります。
しかし、これは現実的な方法ではありません。
なぜなら、牡も牝も、数回繁殖してはじめてその遺伝形質が明らかになるからです。それだけでなく、白い仔犬を出さないボクサーの数は全体的はそんなに多くなく、その中で更に種牡や台牝としての優秀な要素がある犬達をチョイスするのは不可能に近いからです。


③人の嗜好も影響を及ぼす

ボクサーにはドイツ系とアメリカ系があります。 詳細は「ボクサーのタイプ」のコーナーで説明していますので是非ご覧下さい。

ドイツ系とアメリカ系には様々な相違点がありますが、かつては、毛色、特にマーキングの嗜好についての違いが見られました。
特にドッグショーにおいて顕著で、原産国ドイツをはじめとするヨーロッパ各国(イギリスを除く)では、スタンダード範囲内であれば、ボクサーの毛色自体をその審査対象とはしていませんが、アメリカ、イギリス、日本(JKC)などでは白いマーキングが、ボクサーを美しく見せる一つの重要な要素だと位置付けられており、このことはABC(アメリカボクサークラブ)のスタンダードでも言及しています。
しかし、ここ10年ほどの間に、その傾向が次第に崩れつつあります。
既にアメリカでは、マーキングのないボクサーがタイトルを獲得し、種犬として使われていますし、JKCでも少しづつですが、マーキングの無い優良なボクサーが上位入賞しはじめています。
これらの動きは、ボクサーの本質を見て、この犬種の発展に寄与しようと真剣に考える人たちがいるからこそです。

そういう情況のなかで、ドッグショーを目指す人だけでなく、一般の愛犬家も又、白いマーキングを好む傾向があります。
事実、私のHPに掲載した仔犬の写真をご覧になって問い合わせをいただく場合でも、圧倒的にマーキングのある仔犬達に人気が集中します。ある意味では、特に初めてボクサーを飼う人にとっては他の仔犬との差別化が、毛色でしかできないということもあるのでしょう。
かし、これを機会に皆さんにご理解いただきたいと思います。毛色は、ボクサーの良悪しに関係ありません。
かく言う私自身も、やはりマーキングの少し入っているくらいの方が好きでした。いや、今もどちらかと言えば好きです。しかし、それは最初に仔犬を飼う時の願望であって、飼ってしまえばすぐに慣れてしまうのです。どんな毛色の仔犬でも、そのうち可愛くて仕方なくなるものです。
毛色だけでボクサーを判断するのは危険です。性格等、ボクサーにはもっと重要な要素があることを知っておいてください。


マーキングの殆ど無いボクサーとマーキングの有るボクサー
いづれもヨーロッパNo1のタイトルを獲得したボクサーです

これらの嗜好によって、これまで私は直接白いボクサーの出生率についてまでは影響していないと思っていました。
しかし、どうやらこうした嗜好でも白いボクサーの出生率に違いが出てきているようなのです。

ボクサーファンなら知ってる人も多い「BoxerWorld」の中に「WhiteBoxer」というコーナーがあり、そこでの白いボクサーの出生率は25%となっています。これはアメリカでの統計のようです。
そこで私はドイツボクサークラブでの白いボクサーの出生率を確認してみました。
過去12年間は以下のようなデータです。

1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001
11.1% 9.1% 9.6% 10.4% 10.3% 8.6% 8.8% 8.1% 8.0% 8.4% 9.5% 8.4%

ここでわかることは、アメリカとドイツの白いボクサーの出生率の著しい差です。
何故同じボクサーなのにここまでの差ができるのでしょうか。
私の知っている範囲で思いあたるのが、ドイツボクサークラブの厳しい繁殖制度です。
まず、上記のデータですが、このようなデータを収集・蓄積・公開し、繁殖者のために提供しています。
そのデータの中身は私達日本人の意識からは圧巻の内容で、下記の項目毎に統計をとっています。

・牡/牝の割合 ・帝王切開の割合 ・生後7日までに死亡の割合
・三口の割合 ・白/斑の割合 ・片睾丸の割合

つまり、これだけの項目毎に繁殖制限を行っています。
帝王切開が続いた牝、三口や白、片睾丸を多く出した犬達は、種犬認定を剥奪され、繁殖停止を言い渡されます。
こうしたデータは、毎月の会報に種犬毎に公開され、規定の割合を超えた牡、牝については繁殖禁止として掲載されます。
ですから、繁殖者は一目でどの種牡が、どんな割合でどんな仔犬を出しているのかが確認でき、自分の繁殖の参考にできるわけです。
また、種牡の所有者も会報の広告等で「うちのボクサーは白い子を出しません」などと宣伝したりします。

一方で、日本を含む多くの国々ではこうした具体的な施策を打ち出してはいません。
つまり全くの野放し状態で、こうしたことに気を遣って繁殖したい人が参考にすべきデータも何も無いというのが現状です。
その上、審ドッグショー等で白いマーキングのあるボクサーの方が有利になったり、白いマーキングのあるボクサーの方が一般的に好まれ、高く売れたりするので、尚更派手なボクサーが好まれてきたわけです。
こうした私達の嗜好が、白いボクサーを増やしているとも言えます。

因みに、私の知る限りでは、白い仔犬を出さないボクサーは、総じて殆ど白いマーキングがありません。
又、派手なマーキングを持つボクサーの殆どが、白い遺伝子を持っています。

この項で私が申し上げたいしたいことが、2つあります。
一つは、前述で明らかなように、毛色に拘らないことによって、こうした除外犬を減らす事ができるのです。JKCやPDなど、国内でも正しい繁殖データを収集し、公開する義務があるのではないかと思うのです。一朝一夕ではどうにもならないことですが、こうした施策が大切なのではないでしょうか。
もう一つは、貴方がボクサーを飼う場合、ことさら毛色のみに拘らないでいただきたいことです。
個人の趣味、希望、それはそれで良いと思いますし、そういう仔犬がいれば誰でもそれを選ぶと思います。私だって同じです。しかし、これまで私が仔犬を紹介してきた経験からも、毛色にのみ拘る人があまりにも多いのです。
ボクサーで大切なものは、いや、ファミリードッグとして大切なものは、何よりも健康と稟性(=性格、性質)であることは、言うまでもありません。

私は、マーキング入りのボクサーが15万円で、同じ兄弟なのにマーキングが無いボクサーが3万円だった広告を見た時、大変驚いたとともに、とてもショックを感じました。
ABCやJKCのDogshowでは、過去では多少なりとも毛色で差別化されてきたので、商品としてのボクサーとして見た場合、やはり値段に差が有るのは仕方ないことなのかもしれません。この理屈は私にも理解できます。
しかし、5倍もの差が付くものではないはずなのです。あるいは、毛色以外の部分は、3万円の仔犬の方がずっと良いかもしれないのです。
私はここで値段を付けた繁殖者を非難しているのではありません。きっと、その値段を付けざるを得ない理由があるはずなのです。
それはつまり、仔犬を求める私達の要求なのです。
この現実を、もう一度よく考えていただければ幸いです。


3.何故繁殖者達は白いボクサーを淘汰するのか

これまで見てきたように、白いボクサーは列記とした理由があってスタンダードから除外されており、従って繁殖にも使えません。しかし、スタンダードや規定のどこにも「白いボクサーは淘汰してください」とは書いていないのです。
「白いボクサーを育ててはいけません」とも書いていません。
繁殖経験のある人なら解るかもしれません。自分の愛するボクサーが生んだ仔犬を自分の手で殺す事など、とんでもないことなのです。
では、それにもかかわらず、どうしてボクサーの繁殖者は白いボクサーを淘汰してしまうのでしょうか。
それには大きく分けて2つの理由があると私は考えています。


①白いボクサーはタブー視されている

これは無知が生むとても愚かな事実なのですが、結構繁殖経験が有る人でも、白いボクサーをタブー視しているのです。理由は、これまでに説明してきたような、白いボクサーについての知識が乏しいからです。
白いボクサーを、「遺伝的な突然変異」とか、「近親交配による弊害」とか、「必ず病的な要素を抱えている」などという誤解が根強くあるのです。
こうしてタブー視されるような白いボクサーが自分の繁殖から生まれたらどうするでしょう。
人には知られたくないし、ましてや公表するなんてどんでもないこと。その結果、淘汰してしまうのです。

②白いボクサーは売れ残る

元々、「ボクサーが欲しい」という人は多くはありません。
日本ではそんなにメジャーな犬種でもないし、見たことがある人だって多くはないし、この良さを解るほど日本人のセンスは良くないのです(笑)。
その上、スタンダードから除外されている、血統書も発行されない白いボクサーの引取り手など、簡単には見つかるはずもないわけです。例えばブリーダーを生業としている人達にとっては、商品価値の無い、しかもコストだけは同じように必要な白いボクサーは、重荷でしかないのです。また、たとえ引取り手があったとしても、「それなりの犬」として見る人も沢山いて、「それなりの扱い」しか受けないことにもなるわけで、繁殖者の立場からは、「それならいっそ淘汰した方が仔犬も幸せ・・・」だということになるわけです。

私のような一般の繁殖者もまた然りです。
計画的に優秀なボクサーを繁殖するにあたり、白い仔犬を手元に置いておけるほどの余裕はないのです。


4.今後私達はどうすればいいのでしょうか?

ここまで、白いボクサーについて様々な角度から見た説明をしてきました。白いボクサーが決して特異なものではないこと、彼らが淘汰されている現実、その理由はご理解いただけたかと思います。が、結局私達は今後どうすればいいのか、手探りの状態です。
参考までに、海外の白いボクサーに対する取り組みについて紹介しましょう。


①BK(ドイツボクサークラブ)

以前ドイツボクサークラブは、今よりも厳しい繁殖規定があったと聞いています。
現在はありませんが、以前は「7頭以上仔犬が生まれた場合、母犬に育てさせるのは6頭まで」というような内容の規定があったそうです。理由は、母犬のキャパシティーから勘案して、仔犬が健全に育てられる頭数、母犬に負担をかけすぎないための頭数としての6頭という制限がありました。
今こうした規制が無い事を思えば、やはりそのために淘汰が行われ、これに対する内外の非難があったと思われます。
最近では白いボクサーについても規制が緩和され、すっかり定着しました。
犬籍簿を見ていると、登録犬の中に「Schek」=「斑」という毛色があり、登録番号も付与されています。
つまり、血統書が発行されているということです。ただし、これらの血統書には、併せて繁殖不可能な犬であることも、記載されています。

また、BKが開催する訓練競技会に白いボクサーが出場し、嬉しい事に3位入賞していました。こういう光景も、すっかり定着していますし、会員のHPの仔犬情報欄には、白い仔犬も同じように掲載されています。


右端はBKの訓練競技会で3位入賞した白いボクサー

②BoxerWorld

世界中で広くお馴染みの「BoxerWorld」
このHPの中に「WhiteBoxer」のコーナーがあり、白いボクサーは珍しくないこと、白いボクサーの特徴などについて説明し、その淘汰について疑問を投げかけています。
リンクでは、白いボクサー達と、彼らを飼っている愛犬家達の紹介があります。


③BoxerRescue

様々な不幸なボクサー達を救うためのサイト、「BoxerRescue」
私を含め、日本人ではなかなかこうしたボランティア活動ができないのが残念です。


5.このサイトでできること

私がこのサイトでできることは限られています。
こうして、白いボクサーについての正しい知識を提供することくらいしかできません。
さん、それぞれの立場があり、それぞれの考え方があると思います。
スタンダードで規定されていること、繁殖に使ってはいけないなど、今の決まりは絶対的なものとして受け止めなければなりませんが、淘汰云々については何も決まったものが無いのが現状で、そうである限りは色々な意見があってりなのです。

た、白いボクサーが生まれて困った方は、私にご連絡ください。
引取ることはできませんが、このサイトで、飼っていただける方を一緒に探すことができればと思います。
ただし、この活動は、慈善事業でも何でもありません。
基本的には、繁殖者は、白い仔犬を生かす限りは、自らの手で、他の毛色の犬達と同様、優良な飼い主さんを探すことが大前提になるのは、当然のことだと思います。
また、求める側も、白い仔犬が可愛そうだから受け入れたいという考えのみで、白い仔犬を迎え入れられることは、私の本意ではありません。
他の毛色と同様、白い仔犬もボクサーであることには変わりありません。


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